あまりにもブルーだったので顔がレッドに。

赤いからって特に何がどうということはない。

だってレッドは血の色だから。

でもよくよく見ると、血の赤というよりはオレンジ寄りの赤だったから、

トマトでも食べてもっと赤みを強めたいと激しく思った。

だからって今、冷蔵庫にトマトがあるわけもなく、ただただ苦虫を嚙み潰した様子で雨が降るのをぼんやり眺めていた。

トマトのことを思い返して、真っ赤に燃えた太陽が見たくなった。

空は曇り空。

雲は厚く、どこに太陽があるかもわからない。

どこにあるのかサンライズ。

気が付くとレッドがイエローになっていた。

イエローは元気な感じがするから、ちょっとだけ微笑みが溢れた。