林業体験プログラムへの参加は、都会にいては感じることのできないたくさんの体験と学びを得ることができた時間になったと感じる。林業体験では、林業の面白さと大変さの両方の側面を知ることができた。特に急斜面の足場が悪い中での作業は、想像を遥かに超える大変さ。指導してくださった“達人”たちには「とにかくまずは足場の確保」と教わり、自身の安全を確保しながら作業する重要性を学んだ。体勢が悪い中でのこぎりを使うことは難しいし、鉈は思っているところに打てないし、気を抜くとひっくり返りそうな急斜面に加えてあいにくの雨。自然の中でお仕事をすることの大変さと、一次産業に従事する達人たちの偉大さを感じた。そして苦労して切った木がきれいに倒れたときの感動と達成感は、苦労の分だけ大きく、忘れられない経験になった。